まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 
2014年06月10日 (火) | 編集 |
家の近所にある小さな医院が閉院した。
町の住民の主治医を長らく務めてきた先生が95歳になるのを機に引退したのだ。
かくいう私も、オギャーと生まれてから45歳に至るまでお世話になりっぱなしで
おチ〇チ〇をつままれたり、おしりの穴に指を突っ込まれたり、毛という毛を剃られたりと、
もう隠せるところは何一つ残っていないほど、その先生にはすべてをさらけ出してきた。

医院最後の日、私はこれまでの感謝の意を伝えるために先生の元を尋ねた。
先生は「あら、今日はどうしたの?風邪でも引いたかしら?」と
いつもの心配げな口調で切り出した。
「いやぁ、大丈夫ですよ。今日で閉院だからご挨拶に。」と言うと
「あら、それはご丁寧にわざわざありがとう。」と少しホッとしたように答えた。

それからしばらくの間、診察室に懐かしくたわいもない話の花が咲いた。

「もう私も95でしょ。診察中に倒れて患者さんに介抱されたらどっちが患者だかわからないし。」
「いつ患者さんになってもおかしくないから、そろそろ潮時でしょ。おっほっほ。」
そういわれてまじまじと見れば、ヤリ手だった先生の腰は曲がり、顔もシワシワになった。
声に張りが無くなり、動きもだいぶゆっくりになった。

でも、「通りの向こうに病院があるでしょ。ほら、〇〇クリニックっていうところ。
そこの先生にあなたのこと頼んどいたから、何かあったらそこへ行きなさいね。」
最後の最後まで私のことを心配してくれる、心優しい頼りになる先生だった。

あれから2ヶ月が経った。
看板はまだかかったままだが医院入口のカギは閉まったままだ。
あの日以来、先生の姿を見かけなかった。

そんな先日の夕方、医院の前を通った時、ちょうど先生がよっこらしょと出てきた。
私の姿を見つけると「あら、久しぶり。お元気?」と声をかけてくださった。
「先生こそ、お元気そうで何よりです。どちらへお出かけですか?」と尋ねると
顔をクシャクシャにして笑いながら
「閉院してからヒマでヒマで~。ちょっと〇〇公園まで日課の散歩をしてくるのよ。」

その公園まで約2km、往復4km。


…100歳まで、続けられたでしょ。(笑)




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コメント
この記事へのコメント
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できますが、表示したままでいいんじゃないですか。

賛同の意味の拍手だけでなく、熱弁(内容)への拍手、読んだという意味の拍手もあっていいと思うから。
僕が師匠の記事にポチッとするのは、笑いその他の事象を、つまらないネタでも、ときに駄文になってしまっていても、その熱い姿勢を好ましいと思うからです。
ということで、要望に逆らってポチッとしました。

コメントを書き込めなくしても、違うページに書き込む。こういう方法があるのさ。
わっかるかなぁ(笑)
2014/06/12(木) 07:19:50 | URL | たかのつめ #9GE0tqGA[ 編集]
たかのつめさん、おはようございます。

皆さんのブログを訪問して政治の話を読むと
いろいろと考えさせられることが多く、
私も逃げることなく
正面から考えなければならないと思います。
たかのつめさんの「ちくわ」の話も
いろいろと考えさせられました。

今、日本はいろいろな意味で
分岐点に差し掛かっていると思います。
今の国民の判断が、この先の
日本の将来の行く末を左右するといっても
過言ではないでしょう。
子供・孫達にどのような未来を残せるのか、
そのターニングポイントに
差し掛かっていると思います。

有権者の皆さんだけでなく老若男女あらゆる方々が、
メディアからの情報を鵜呑みにすることなく
自分の頭で政治を考えることが、
とても大事なことだとつくづく思っていますねぇ。

2014/06/12(木) 08:56:40 | URL | 三流亭まん丸 #-[ 編集]
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