まん丸、メジャーへの道 4

まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 

近所に私立の高校がある。
というかすぐ横、フェンス1枚隔てた向こうにある。
2階からは校内の様子が丸見えであり、
中で何が起こっているのか手に取るようにわかる。
幼稚園が併設されているが校地はとても狭い。

その高校には、昔からスペシャルなおバカ達が通っているが、
不良達の巣窟というわけではなく、むしろその手の生徒は皆無だ。
あ、最初に断っておくが、「偏差値が低い=おバカ」と言っているわけではない。
偏差値が仮に30台でも、爽やかで明朗活発ではっきり挨拶ができて
清潔で整った身だしなみをした素敵な高校生はたくさんいるし
偏差値が仮に30台でも、そういう生徒達が通う高校はたくさんある。
そういう高校はキチンとした知と心の教育をしている素晴らしい学校であり
そこに通っている生徒達を「おバカ」とは決して言わない。
予備校や塾が勝手に定めた偏差値なんぞ、
人間や高校の価値を測る指標になるわけがないのだ。

私が言う「おバカ」とは、常識を知らない、公共という観念を全く持たない、
自分の事しか考えられず協調性が全く無い、反応が鈍いを超え驚くほど無い、
あまりにもだらしなくて不快感を感じる…、そういう類のことをいう。
つまり、どんなに偏差値が70を超えていたって
上記に該当するような奴は「おバカ」なのだ。
この高校の生徒は、昔から、そういう「おバカ」があまりにも多いのだ。
「おバカ」の前に超がつき、その超が5つも6つも累乗されている
といっても過言ではないだろう。

毎朝繰り広げられる登校時の光景。
「朝当番」という腕章を付けたおバカ達が約3m間隔でトラロープを持って並び
校門前の4m弱の幅しかない道路の半分を約40mに渡って仕切る。

なるほど、登校するおバカ達が横一列になって道いっぱいに広がることを防ぎ
ご近所の皆様のご迷惑にならないようにしよう、という配慮なのだろう。
がしかし、よく考えてみてほしい。
本来ならばおバカ達を、横一列に広がらずに道を歩くように徹底的に指導すべきであり
無断で道路の半分を仕切って強制的にその中を歩かせても問題の本質は解決していない。
メタボ検診に引っ掛からないように普段から運動や食事管理すべきなのに
普段は何もせず腹囲測定の時だけお腹を引っ込ませてクリアしようとし
仮にクリアできたとしてもメタボであることは揺るぎない事実…、それと全く同じである。
おバカ生徒達はロープ区間以外は、横一列で道一杯に広がって歩くこと必至だ。
生徒達だけでなく、この高校も相当「おバカ」といえよう。

話を戻そう。
登校時間にまだ余裕がある時間帯は仕切ロープのお陰で混乱がないのだが
遅刻スレスレのおびただしい数のおバカ達が
校門めがけて猛ダッシュで殺到してくる8時30分頃になると状況が一変する。
なんと、朝当番のおバカ達は全く躊躇することなくロープを持ったまま後ずさりし、
道幅一杯にまで通路エリアを拡幅させてしまうのだ。
当然この間は、ご近所の皆様はその道を通ることができない。

朝当番の諸君、いったい何を考えているんだ!!
君たちは何の目的で道路をロープで仕切っているんだ?

…あ、何も考えてないか。

それでも朝はまだいい方で、本当に困るのは学校帰りだ。
学年や部活によって下校時間がマチマチのなので、
帰りは道路をロープで仕切る当番がいない。
となれば無法地帯、惨状は火を見るより明らかであろう。
横一列に並んでお喋りしながらノロノロと歩くおバカ達によって道路は塞がれ
最寄りの駅までそれが延々と続くのだ。

…Gメン75かっ!

後ろから歩いて来たオッサンが前に進めずしびれを切らして
「おい、ちょっとどっちかに寄ってくれよ!」と注意するのは日常茶飯事のことで、
そんな時でもおバカ達は「何騒いでんの?このオッサン」みたいな怪訝な顔で振り返り、
「すいません」の一言もなく、人ひとりやっとこさ通れるスペースをノロノロとあけるのだ。
必要最低限のスペースしかあけない為、追い抜く時は肩同士が触れるか触れないか、
本当に紙一重である。

…ホセ・メンドーサの「見切り」かっ!

1か月程前のことだ。
私が仕事用軽自動車を運転していると、
前方に車の進行方向と同じ方向に歩いている横一列・ノロノロのおバカ生徒達を発見した。
スピードを落として近づいていったのだが、
普通ある程度の距離まで接近すれば背後の気配を察して道をあけると思うのだが、
やはり全く道をあけようとはしなかった。
クラクションを何度か軽くプップと鳴らしても事態は一向に変わらなかった。

おバカ達の後ろ3m位にピタッとついたまま10mくらい追走したところで
普段仏様と言われている私の堪忍袋の緒がとうとうブチッと音を立ててキレてしまった。
「いい加減にしろよ! お前らまとめて仏様にしてやろうか!」
まさか、おバカ達をボーリングのピンみたいになぎ倒して、
本当の仏様にするわけにはいかない。
鈴木亜久里のような流れるような手さばき・足さばきを駆使し、
クラッチを踏み込みトランスミッションをニュートラルにし
ブレーキペダルをギュッと踏み込んだ直後、
おもいっきり右足でアクセルを踏み込んだ。

 ぶおおおーん!!

さすがにおバカ達もぶったまげたのだろう。
驚きすぎのあまりピクピクひきつった顔で振り返り、
歩いていた時の1000倍くらいのスピードで道をあけ、
この時は万事解決、一件落着となった。

先日のことだ。
全く同じように仕事用軽自動車に乗り、
全く同じシチュエーションに出くわし、
全く同じ過程を経て、
全く同じようにキレてしまった私は
1か月前と同じように

 ぶおおおーん!

とエンジンを空ぶかししてやった。

おバカ達は歩くスピードとほぼ同じスピードでノロノロと道をあけた。
こちらを振り向きもせず、全く驚いたそぶりもみせなかった。

…ふんっ! おバカ達もちょっとはお利口さんになってるじゃないか。


以上が、おバカ達の登下校光景だが
学校生活では更にスパークしたおバカぶりを発揮しているらしい。

2階の女子更衣室を覗こうとして幅30cmほどの庇に飛び移り下りれなくなったおバカ。

この事件後、女子更衣室は3階に移設されたのだが、
数年後に雨樋を使って3階までよじ登ったおバカがいたそうだ。
現在女子更衣室は窓の無い地階にあるそうだが、
今在学中のおバカは、この難関をどう攻略するつもりだろう。
きっと驚くほどの才能を発揮し必ずや攻略するものと確信している。

屋上から休み時間ごとに「ブラジルの皆さん、聞こえますか~!」と叫ぶおバカ。

ちょっと前は、「ゲッツ!!」と叫ぶ声が聞こえていた。
その前は「アイーン!!」だった。
屋上から大声で叫ぶのは伝統なのだろうか?
それともここを世界の中心とでも思っているのだろうか?
世界の中心でアイーンを…、やめておこう。

その他にも信じられないような恥ずかしすぎるエピソードがたくさんあるのだが
枚挙に暇がない為、この辺で終わりにしておこう。


さて、ここまで読まれた方の中になぜ私が「この高校についてこんなに詳しいのか?」
という疑問をお持ちの方もいらっしゃるだろう。
お答えしよう。
もちろん近所ゆえに直接見聞きしたこともあるが、
最も大きな理由は私がこの幼稚園OBであり、その時の先生方がまだ数名残っていらっしゃって
今でも道でお会いした時は、挨拶がてらの井戸端会議をしているからだ。
もう、まるで見ていたかのようなリアルな情報が入ってくる。

また、そんなおバカな高校に併設されている幼稚園OBで「恥ずかしくないのか?」
というご質問には、キッパリと「恥ずかしくない」とお答えする。
何を隠そう幼稚園は業界内やご近所からは名門中の名門という評判なのだ。


ただ、恥ずかしいこともある。


おバカな伯母が、おバカ高校のOGなのだ。







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コメント

軽自動車のフロント部分に、雪国のラッセル車のような排障器を取り付けられてみてはいかがでしょう?
…おバカラッセル。なんならロータリーでも?

ところで…
伯母がOGで、伯父がOB、これ如何に?
お粗末さまでした~。

2014.03.16  I.Z.  編集

詳しいのは、僕がOBだからという落ちるカーブではなく、シンカーで逃げましたか。

「ロープを持ったまま後ずさりし、道幅一杯にまで通路エリアを拡幅させてしまうのだ」
他人の迷惑はさておき、トラロープ担当の彼らは、自分の身を守るためのとても賢明な行為だと思いますけどね~。(笑)
だって毎朝スペインの牛追い祭りなんでしょ。
怖いぞ。

2014.03.17  たかのつめ  編集

I.Z. さん、こんにちは。

本当にもう毎日毎日、除雪じゃなくて圧雪してやろうかと思うくらいですよ。

無理問答、ちょっと改良させていただいて、こんな感じでどうでしょう。

伯母なのにOGとはこれいかに?

中学生なのに、父さん(13)というが如し。

…こりゃだめだ。

2014.03.17  三流亭まん丸  編集

たかのつめさん、こんにちは。

そうなんですよ、オチ的には「僕がOBだからだ」の方が絶対おもしろいと思ってたんですけど、正直者だけに嘘は書けませんでした。

…ということで、伯母のくだりは本当です。

牛追い祭り、まさしくそう(笑)。
怖いですよ~。

2014.03.17  三流亭まん丸  編集

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