まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 
2014年02月24日 (月) | 編集 |
今から35年ほど前のこと。
私は毎年2月~4月末にかけて、目・鼻がグシュグシュになるという症状に悩まされていた。
小4の時、近所のかかりつけの医院の先生に紹介状を書いてもらい
大学病院で検査を受けることになった。

検査方法は左手の手首から肘までの腕の内側に小さな針で10ヶ所ほどちっちゃな傷をつけ、
それぞれの傷の上に一滴ずつ違う種類の液体を垂らすというものだ。
しばらくすると、ある1つの液体に浸した傷の周囲がプクッと赤く腫れて痒くなってきた。
その様子を見ていた医師は「スギ花粉にアレルギー反応がありますね」と説明してくれた。
検査による診断結果は、スギ花粉によって引き起こされる「アレルギー性鼻炎」だった。

「食べ過ぎで~、胃炎?」
「ハゲすぎて~、危険?」
「軽すぎて~、離縁?」
「アダモステー・ペイ?」

当時はこういう誤解をよくされ、周りの人にいちいち説明するのが大変だった。
そのうち、花粉症という言い方とその症状が広く世間に認知されるようになった。
「花粉症なんです。」この一言で皆がわかってくれるようになり、説明する負担は軽くなった。
だが症状は、未だに一向に軽くならない。

さて、スギ花粉はとは一体どんなものなのか?
ウィキペディアによると、スギ花粉とは淡黄色の1粒30~40マイクロメートルほどの小さな粒子で、
風にのって数十キロから300キロも飛散するのだそうだ。
驚くなかれ、「 飛散距離 1粒300キロ!!! 」 である。
この悲惨極まりない絶望的な数字は、
狭い日本ではもはやスギ花粉の魔の手からは逃れられないことを意味する。
グリコの1粒300メートルどころの騒ぎではない。
もう完全にお手上げだ。

実は私は、このちっちゃな「淡黄色の憎い奴」のせいで死にかけたことがある。
今から10年ほど前の3月、郊外のちょっと大きな公園へ緊急修理に行った時のことだ。
現場に到着しスコップ片手にえっちらおっちら地面を掘り始めたのだが、
10分しないうちにだんだん呼吸が苦しくなり、ついには激しい頭痛と吐き気に襲われ、
とうとう意識を失って倒れてしまった。
…気が付けば病院のベットの上。
そう、私が穴を掘っていた場所というのは、スギ林のすぐ横だったのだ。
本来スギ花粉はアナフィラキシーショックが起こりにくい花粉といわれているが、
重度のスギ花粉症者がスギ林の横で穴掘り作業なんか行えば、それはもう危険極まりない。
回復した後、医師から「何であんな場所で穴なんか掘ってたんですか?」と尋ねられたので
「いやぁ、自ら墓穴を掘りました。」と返したら、こっぴどく叱られてしまった。
傍でそのやりとりを聞いていた25歳くらいの可愛い看護師さんはクスクス笑っていた。
穴があったら入りたい気分だったことを今でもはっきり覚えている。

というように、私はもうかれこれ30年以上スギ花粉症患者だ。
最初は徹底的にやっつけなければならない敵のようにしか思えなかったが、
今では憎たらしいが何とも憎み切れない悪友のような存在になってきている。
薬や治療方法が飛躍的に進歩したことによりショック症状も出ず
花粉症そのものの症状もそこそこで済んでいるし、
薬の服用時はアルコール厳禁ゆえ、3ヶ月間の禁酒が肝臓にいい影響を与えている、
と何の根拠もなく勝手に自己分析しているからだ。

もうおそらくこの先もスギ花粉症は完全に治ることはないだろう。
もしそうならば、一昔前のとあるCMのキャッチコピーではないが、

 スギ花粉は、長~い友だち。

スギ花粉とはこの先も上手に付き合っていきたいと思う。




おい、私の髪の毛、聞いてるか?

お前たちとも、長~い友だちでいたいんだが…。








以上 まん丸でした。



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コメント
この記事へのコメント
真面目な話、よく助かりましたね。
重度というのはそんな危険と背中合わせというのがよくわかりました。
スギ花粉の中で激しい仕事をしたので呼吸も激しくなり多く吸ったのでしょうか。
重度ではありませんが僕も花粉症なので人ごとではありません。

以下は真面目でない話。
安物のスギ花粉を吸うからそういうことになるのです。
うちなんかアナタ、京都の北山杉と紀州吉野杉の日本杉の二大ブランド、牛でいえば松阪牛と飛騨牛ね、そんな超高級スギ花粉が偏西風と西南西の風に乗って伊賀や鈴鹿の上空あたりでブレンドされわが町に降り注ぐのです。超高級なので深いコクの中に爽やかな酸味と上品な甘味があって、その甘露さに思わず涙して目はウルウル。でも超高級なので喉がイガイガなどスズカなのですね。(こういう安物の駄洒落は僕は下手です。だからソチもやるのうなんて言わないで)
安物のスギ花粉は脱法ハーブと同じなのであまり吸っちゃいけません。どうせなら高級モノにしましょう。アナタならスギ花粉の違いが分かるはず。高級インスタントコーヒーの空瓶があるので、詰めて送りましょうか?
2014/02/25(火) 06:20:40 | URL | たかのつめ #9GE0tqGA[ 編集]
たかのつめさん、おはようございます。

吉野杉を是非!…なわけないです。(笑)
死にかける前までは、花粉症ではありましたが
スギ花粉のことをなめてましたねぇ。
かなりなめきってました。
吉野杉はちょっと酸味があったような…。

以上、違いのわかる男・まん丸でした。
2014/02/25(火) 07:55:13 | URL | 三流亭まん丸 #-[ 編集]
お疲れ様です、師匠。
うちもみな花粉症です。これから大変ですね。
最近はちょろっと採決して何がアレルギーかわかりますが…。
マスク、ゴーグル?必要ですね。
あと、鼻毛の切り過ぎも…(^_^;)
でも、出てると恥ずかしいから塩梅が難しいですよ。気を付けて下さいまし<(_ _)>
2014/02/25(火) 21:41:21 | URL | ココうさ #-[ 編集]
ココうささん、おはようございます。
山が黄色くモヤ~っとなっているCM見るだけでムズムズしてきちゃいますよねえ(笑)。
鼻毛ですか?
この時期はマスクしちゃいますので、ボーボー伸び放題で~す。(笑)
2014/02/26(水) 07:41:31 | URL | 三流亭まん丸 #-[ 編集]
ボクにもハウスダストやネコのアレルギーはあるので、つらさはわかるのですが、いや、花粉症がそれほどまでにすごいものだとは知りませんでした。
命の危険性まであるとは…。

これからしばらく、きつい季節ですね。
乗り越えてください。
申し訳ないのですが、ボクはかふん症じゃなく、ふかん症なもので…。お粗末。
2014/02/26(水) 23:00:18 | URL | I.Z. #msMDKDL6[ 編集]
I.Z.さん、おはようございます。

「かふん症」でなく「ふかん症」、座布団10枚差し上げます!

小さいけど侮れない奴なんですよ、スギ花粉って奴は!(笑)
もう30年以上もこの小さい奴とお付き合いしてますので、私もそろそろ「ふかん症」になりたいものですねぇ。
2014/02/27(木) 05:35:17 | URL | 三流亭まん丸 #-[ 編集]
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