まん丸、メジャーへの道 4

まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 

どうも。

「証拠はあるの? 証拠は?」
三流亭まん丸でございます。

追いつめられた容疑者の決め台詞ですね。


「覚えてろよ!」

その場を退散するチンピラの決め台詞。

…誰も覚えてませんけどね。




さて、最初に断っておきますが
今回はちょっと真面目に書こうと思っていますのでつまらないですよ。

あとひとつ。
私は小沢一郎という政治家は大嫌いですし、擁護派ではありません。




小沢一郎氏は個人的には「クロ」だとにらんでいます。

でもね、
小沢氏をめぐる政治資金規正法違反事件の裁判は、
その経過・内容を見てみても、首をかしげざろうえません。
いや、それ以上にちょっと怖い。


刑事訴訟法第336条には
「被告事件については犯罪の証明がないときは、
判決で無罪の言渡をしなければならない」とあります。
これは近代法における大原則の「推定無罪」、
もっと平たく言えば「疑わしきは罰せず」を明文化した条文です。
また、刑事裁判というものは、「検察が被告人の有罪を証明するもの」であり
「被告人が自らの無罪を証明する」ものではありません。

…この辺りの詳しい解説は、映画「HERO」を参照にして下さい。
キムタク検事が語ってますので。
あれっ? 弁護士役の松本幸四郎だったかな?


つまりね、この2つから導き出される裁判の原則は
被告人を有罪にするためには、検察側が被告人の犯罪行為を
確たる証拠に基づき立証することが必要であり
立証できなければ、たとえ限りなくクロの被告人でも
無罪が言渡されなければならないということ。

これが「えん罪」を無くすためにも
絶対に守られなければならない
とても大切な裁判の大原則なんです。

ここ、ポイントですよ。
よく覚えてくださいね。
試験に出ますよ!



でも、ですよ。

小沢氏の元秘書らの裁判では、
確たる物的証拠が何一つ提示されてないんですよね。
それなのに「被告人の説明は合理性が無い」とか
「状況から判断して天の声や裏金といった悪質性があったと推認できる」といった
法廷証言や客観的事実をいろいろ組み合わせて
おそらくこういうことだろうなぁという想像(←推認)で作り上げた
検察側のべタな小説みたいな主張を
裁判所が全面的に認めちゃったわけなんですよ。
そして、これまで形式犯として扱われ修正申告程度で済まされてきた量刑も
禁固刑(執行猶予付き)という非常に重いものになっちゃいました。

…こわいですね~。

証拠も無いのに、そうであろうと推認された主張を元に
通常よりも重い刑を受けさせられるんですからねぇ。


また、4億円の虚偽記載という政治資金規正法違反をとっかかりに
最終的には水谷建設との贈収賄を立証しようと、あれだけ徹底的に調べ上げても
何一つとして不正の確たる証拠を見つけられなかった検察が
推定無罪の原則に基づき一度は小沢氏を不起訴としたにもかかわらず
検察審査会という組織がその判断を覆し、小沢氏を強制起訴し裁判にかけています。

法のスペシャリスト・検察が下した不起訴の判断を
法の素人・有権者11人で構成される検察審査会が覆すってどういうことなんでしょう。
無作為に選ばれた(であろう)11人は何を根拠に起訴すべきと判断したのでしょう。

新聞・テレビからは悪い噂しか聞こえてこないから?
人の悪そうな顔してるから?
はっきりいって嫌いだから?

…こわいですね~。

法治国家なのにその法で起訴ができない人を
「市民感情」で裁判にかけることができるんですよ。

これじゃぁ、まるで魔女裁判じゃないですか。


なんかね、ここまでの2年半の流れを見てみると、
誰かが、ただただ小沢は嫌な奴だし存在自体が目障りだし
きっと裏で何か悪いことしているに違いないから
牢屋にナントカして放り込んでやろうと
言いがかりをつけているだけにしか見えません。


私は小沢一郎という政治家は大嫌いです。
今回もかなり高い確率で裏でごそごそと動いていたと思っています。

でも「好き・嫌い」と、裁判は全くの別物。

悪いことしてるであろうと誰もが思っていても、
確たる物証がなかったら、
その証拠に基づき検察が被告人の犯罪行為を立証できなかったら、
被告人は無罪でなければならないのです。
逆に、有罪にしたかったら確かな証拠を提示し
犯罪行為をきっちりと立証すればいいのです。

あいつは悪人顔だから、昔悪いことしてたから、裏で何かやってそうだから…。

こういう先入観や思い込みといった曇りガラスの眼鏡を通して
その事件を見てはいけないと思います。
他で何をしていようが、その事件はあくまでその事件であり、
善悪の判断はその事件に関する証拠によってのみ審議され、
他の要因に左右されてはならないと考えます。

もし証拠もなくそんな理由だけで人を裁き、有罪としていったら、
中世の魔女狩りや、戦時中における官憲の取り締まり、
クラスの悪ガキが給食費盗難の犯人にさせられてしまうのと何ら変わりません。

この小沢裁判が物的証拠ではなく
検察側の作り上げた推認の主張に基づく判決で結審するのならば
それこそ国家権力が、目障りで不都合な人物を、
「推認」というどうにでもなる言いがかりで弾圧するという、
非常に危険で恐ろしい歴史の始まりとなる先例になるのではないでしょうか。


 「推定無罪」


これこそ、近代法による裁判の大原則であり、
その原則は絶対に守られなければならないのです。




だから、だからですよ。

確たる物証が無いにもかかわらず、
「出かける前にはあったのに、帰ってきたら無かった」とか
「出かけている間は、まん丸しか家にいなかった」とかいう
客観的事実だけから推認して、勝手なストーリを作り上げるのはやめていただきたい。


 私は、戸棚にあった「おまんじゅう」を絶対に食べてはいない!
  



「証拠はあるの? 証拠は?」






…ゲップ~。

なんか渋いお茶が飲みたいねぇ。






以上 まん丸でした。



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コメント

正論だと思います。
「裁判所は、法律を守れ!」ですね。

2011.10.12  新党 一人  編集

新党一人さん、こんにちは。

小沢嫌い=小沢悪いではないんですよね。
そりゃあ嫌な奴は消えてくれりゃいいなぁとは思いますけど…(笑)。

法治国家であり法の番人である裁判所が法を遵守しないんじゃ、誰をどう信じて生きていけばいいんでしょうか。
小沢さんがいくら嫌で憎らしくても、あくまで法に照らし合わせて理論的に判断しないと、司法制度が成り立ちません。

すでに立法府は機能不全だし、行政府も統制が取れず官僚のやりたい放題だし、これで司法がダメになったら、日本は一体どうなるのでしょう???

2011.10.12  三流亭まん丸  編集

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