まん丸、メジャーへの道 4

まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 

どうも。

昨晩、今秋初の焼きサンマ。
三流亭まん丸でございます。

美味かったなぁ。



ということで。



「う、う、うまれる~!」

朝ご飯の支度中に急に産気づいた息子の嫁、その場にうずくまります。

「おい、大丈夫か?!」

お父ちゃん、そして息子も駆け寄りますが、男2人はオロオロするばかりで何もできません。
こういうとき頼りになるのは、やっぱりお母ちゃんですね。
ゆっくりと近寄り、嫁の背中をさすりながら様子を伺うと

「病院は間に合わないわ。この家で産むしかなさそうね。」

と判断、男2人にテキパキと指示を出します。

「お前はすぐに布団敷いてお湯を沸かしなさい。タオルもたくさん用意して。
お父ちゃんは急いで助産婦さんを連れてきてちょうだい。」

「お、おう!」

息子は早速準備に取り掛かり、お父ちゃんは外へ駆け出していきました。


夜になって…。


嫁の横には、元気そうな赤ちゃんがスヤスヤ寝ています。
無事、出産できたんですね~。
よかった、よかった。

その周りを、ホッとした様子のお母ちゃん、息子が囲んでいます…
が、そこにお父ちゃんの姿がありません。
朝、勢いよく駆け出して行って以来、まだ帰ってきていないのです。


とそこへ、息を切らせたお父ちゃんが助産婦のお婆ちゃんを背負って駆け込んできました。

「つ、つ、連れてきたぞ! はぁ、はぁ、大丈夫か?!はぁ、はぁ、はぁ。」

お母ちゃん、呆れ果てた顔をしながら

「もう、無事に産まれたわよ。まったく一体どこまで行ってたのよ。」

口を尖がらせながら、お父ちゃんが

「東京だよ、東京の目黒。」

その言葉に一瞬絶句したお母ちゃん、怒りの導火線に火がついたようで
信じられないといった顔つきで一気にお父ちゃんを責め立てます。

「…東京の目黒って、あんた。ここは静岡でしょ。すぐそこの2丁目に助産院があるじゃないの!」

お父ちゃん、あまりの剣幕の凄さに怯えながらもちっちゃな声で反論します。

「だってよぉ…」

「だってよって何! 何かいいたいことがあるならハッキリとおっしゃい!!」

「目黒じゃなきゃダメなんだよ…。」

「何で目黒なの!! 2丁目の助産院だっていいじゃないの!!」

「…。」

お父ちゃん、怖くてとうとう何も言い返せなくなりました。


と、そのときです。

お父ちゃんに背負われていた助産婦のお婆ちゃんが、背中からピョンと飛び降りて、
お父ちゃんに代わって怒りまくるお母ちゃんに向かって一言。



   「 おっと、それはいかん。産婆は目黒に限る。 」   








「目黒のサンバ」というお噺、これにておしまい、おしまい。





ああ、またサンマ、食べたいなぁ…。




以上 まん丸でした。


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コメント

初めまして!
秋になりましたね~
サンバも、いや、産婆も目黒なんですね(笑)

2011.09.23  k1sh  編集

k1shさん、はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
今は産婆さんっていわずに助産婦…助産師さんっていうんですよね。
産婆さんという呼び名の方が、頼りがいがって親しみや温かみのようなものを感じるのは、私だけでしょうかね(笑)。
こんな屁みたいなブログですが、もしよろしければまた遊びに来て下さいね。(笑)




2011.09.23  三流亭まん丸  編集

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