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まん丸、メジャーへの道  5

まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 

どうも。


よくコメントをくださる nanno さんから
「沼袋駅前で熱く政治を語る万年落選立候補者」
と評されたことのある、
三流亭まん丸でございます。



ということで、
世界の中心で愛を叫ぶならぬ、
沼袋の駅前で政治を叫んでみましょう。



え~、みなさん、
毎度お騒がせしております。
三流亭まん丸でございます。

さて、みなさま、ご存知の通り、
先日自民党総裁選が行われ、
現総裁の安倍さんが勝利いたしました。

自民党総裁イコール日本国総理大臣ですから
これで一番長く続く場合、
あと3年、安倍政権が続くことになります。

で、安倍さんは勝利後の挨拶で
「いよいよ皆さまと共に、
憲法改正に取り組んでいきたい」
意気揚々と申しておりました。

安倍さんは自民党総裁ではありますが、
実質日本国内閣総理大臣であります。
そういう立場にある方が
憲法改正したいと公言することは
憲法違反であります。

日本国憲法第99条には
こう書かれております。

天皇又は摂政及び国務大臣、
国会議員、裁判官その他の公務員は、
この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。


つまり現職の総理大臣が
憲法改正したいという旨の発言をすることは
憲法99条の憲法尊重擁護義務違反となるわけです。


え~、ところでみなさん。
憲法は誰のものであるか、ご存知でしょうか。

憲法は主権者である我々国民のものであります。
日本国憲法は日本国民のものなのであります。

では、なぜ、憲法が存在するのでしょう。

それは国民が為政者に委ねたその権力を、
為政者が乱用せぬように
為政者の権力行使に制限を加える、
つまり為政者を縛るために存在するものであります。

為政者は主権者である国民の定めた法に従い、
それを遵守しなければなりません。

これが「法の支配」ということです。

もう、おわかりだと思いますが
ここにいう「法」は、
為政者や議会が決めた法律ではなく、
それらの基になる基本法、
すなわち国家のありようを定め権力を拘束する法、
憲法のことをいいます。


安倍さんはこの「法の支配」という言葉を
好んでよく使われておりますが
その使い方を間違えております。

安倍さんは「(国民を)法で支配」することを
「法の支配」と思っているようですが
これはまったくの間違い。

わかりやすくいうと、安倍さんは、
法律によって国民を統治すること、
社会秩序やルールを維持するために
国民は法律を守ること、という旨の発言をする際、
「法の支配」という言葉を使っておりますが、
それは法の支配ではなく「法治主義」。

法治主義の何が悪い、当たり前じゃないか
という意見もありますが、
法治主義とは、
為政者(国家)が法(法律)によって
国民を統治することをいい、
極端な言い方をすれば
為政者による悪法により
不当に国民が統治されても
それは法治主義なんです。
つまり法(法律)が縛る対象は国民なのです。


その一方「法の支配」というのは、
専断的な国家権力の支配を排し、
権力を法(憲法)で拘束するという考え方です。

人が一人一人生まれながらにして持っている
基本的人権を脅かすような法(法律)を
為政者(国家)が定め施行できぬように
法(憲法)により国家(為政者)権力を縛る、
つまり法(憲法)が縛る対象は国家(為政者)なんです。

この「法の支配」は中世のイギリスで生まれた
現代の英米法体系の基本的原理であり
法治主義とは異なる考え方です。

もう一度言いますが
為政者は、主権者の国民が定めた法(憲法)を遵守して
政治をおこなわなければならないという意味なのです。

法の支配があってこその法治主義であり
法の支配がおよばない法治主義は
独裁国家と同じことなんです。


ゆえに「法治主義」ではなく
この「法の支配」という考え方が、
日本国憲法第99条に
憲法尊重擁護義務として
明文化されているんですね。

99条条文をもう一度
お読みいただければわかると思いますが
憲法を守らなければならない対象に
「国民」とは書かれていないでしょう。

憲法を尊重し遵守し擁護しなければならないのは
あくまで権力を行使する側なんです。

だから、国務大臣たる立場にある者が
憲法改正したいと公言することは
憲法尊重擁護義務違反であり、
国務大臣の最高責任者かつ最高権力者である
内閣総理大臣たる者が
憲法を尊重するどころか無視し、
その改正を躊躇無く公言することも
当然、憲法違反にあたります。

にもかかわらず
それについてどこからも、
なんら異論や反論が出されることなく
その発言が許容され、
さも当たり前の様に事が粛々と進んでいくことは
異常事態としかいいようがありません。

我々国民が有するその憲法を、
憲法を尊重するどころか
無視するような為政者が、
自分の一存で、
自分の思いつきのような私案のままの形に、
書き換えようとしている。

これは英米法体系の基本的原理である
「法の支配」をも愚弄する
暴挙としかいいようがありません。

これを許したら日本国民として
あまりに恥ずかしい。

そして、現役法学部生なら当然知っているような
法の「基本の基」である「法の支配」と「法治主義」の違い、
なぜ憲法が必要なのか、憲法の役割は何なのか、
そういう憲法の存在意義さえ理解していない安倍さんに
憲法改正を白紙で委ねてしまうことはとても恐ろしい。
(安倍さん、法学部ご卒業らしいのですが・・・)





さて、その一方で我々日本国国民も、
ただやみくもに改憲に反対しているだけでは
いけません。

その一人一人が真剣に憲法を学び、
憲法と向き合わなければなりません。

「今のままでよい。」
「いや、改正すべきだ。」
「改正するなら、何をどうかえるのか。」

憲法について議論をすることを厭わず
もっともっと活発に様々な意見を交え
理解を深めていく努力をしなくてはなりません。

憲法について議論するということは
日本という国の在り方をどうしていくかを
議論するのと同じことなのですから、
時間を切ることなく丁寧に慎重に
国民総意に基づく合意を導き出すまで
徹底的に話し合うことが何よりも重要です。

その上で「改憲の必要なし」ならば
憲法をかえてはなりませんし、
逆に「改憲すべき」という結論が出たならば
それは改憲を行わなければなりません。

これが民主主義のルールです。

私は現在は憲法を改正することに
是でも非でもありません。
ただ、現在のところ、
拙速に変える必要はないと考えています。

でも、この民主主義の正当なプロセスを踏んで
出された結論には私は当然従います。
それが護憲であろうと、改憲であろうと、
安倍さんの掲げている改憲の内容と
全く同じ内容であったとしても。

多数派や少数派、右や左、上や下・・・
様々な意見や考え方を尊重しながら
丁寧で慎重な議論を積み重ねた上で
意思決定を行い、結論を導き出す、
これが民主主義です。

権力を手中に収めている側が
ろくな議論もせず多数決で物事を決めていく。
これは民主主義ではありません。

民主主義の大原則は全会一致であり、
多数決はあくまでも
意思決定の一つの手段に過ぎません。

結論を導き出す、
そこに至るまでの徹底的な議論こそが
民主主義における最も重要な過程なのです。
(「民主主義は時間がかかる」
といわれる所以はここにある)

ゆえに、この意思決定までの
民主主義の最重要な過程が
ごっそり抜け落ちた状況、
つまり国民的議論による合意が無い状況で、
しかも縛られる側の為政者の一存により、
その意に沿った形の改憲が行われるというのは
極めて異常なことであり、
このようなことは絶対に認めるわけにはいきません。

とても民主主義国家とはいえません。

繰り返しますが民主主義は多数決ではありません。
少数意見を尊重しながらの徹底的な議論と
全会一致が大原則であり、
多数決は、少数意見を交えた徹底的な議論を経たあとの
意思決定の一つの方法にしかすぎません。

安倍さんは、数の力こそが正義、
多数派の考えのみが民主主義、
民主主義=多数決だと
全く疑う余地もないほど思い込んでいませんか。
安倍さんは、自分の考えと違う考えを、
あまりにもないがしろにしすぎる。
違う考えに耳を傾けるという
リーダーとしての度量がなさすぎる。


安倍さんの改憲に対する考え方が
すべての国民と同じということはないでしょう。

少なくとも、
安倍さんの改憲私案に異を唱えた石破さんが、
総裁選で党友票の45%の支持を集めたということは、
安倍さんの改憲私案とは異なる考えを持っている人が、
自民党支持者の中にも45%はいるということでしょう。

安倍さん、
そういうあなたと考えと異なる考えを持つ
人々からの意見を聞くこともなしに、
いとも簡単にバッサリと切り捨て、
自民党内での議論も経てさえもいない
ご自分の思いつき私案を
ゴリ押ししするおつもりですか?

それは決断力・実行力のある政治ではなく
ただ傍若無人の横暴な政治です。

それは民主主義の根幹を全否定する暴政です。

それをもし強引に推し進めたとすれば
中国や北朝鮮と同じ独裁者の意のままに
何もかもが決まっていく
独裁国家となんらかわりがありません。

民主主義を掲げる国家の国民が
独裁国家で独裁者が行うような手法で
推し進める憲法改正を許してはなりません。

改憲する、しないの時期や判断、
改憲する場合のその内容について、
安倍さんに
白紙委任したつもりはまったくありませんし、
白紙委任するつもりはまったくありません。

憲法をかえる時は、
我々国民がそう判断し、
丁寧に慎重に納得いくまで議論を重ね
我々国民が「こうあるべきだ」と決めた形に
かえます。





それでも、です。

それでもこれから安倍さんが半ば強引にでも
憲法改正を推し進めようとするならば、
10000歩譲ってそれを認める条件として
もっと真剣に憲法に向き合い、
現行憲法の問題点を明示し、
日本の将来像を見据えた上で、
もっときっちりとした案をだしてもらいたい。

こんなわざわざ憲法改正しなくても
個々の法律で対応できるような内容のものだったり、
思いつきのようなとってつけたような内容ではなく、
本質的なもっと根本的な
将来の日本の在り方を規定するような内容に
踏み込みこんでいただきたい。

こんな小手先だけのツッコミどころ満載の
稚拙な改正案ではなく
後世において、矛盾点を指摘されたり
解釈をめぐる論争がおきることのないような
きっちりとした内容にしていただきたい。

今の安倍さんの改憲私案は
「どんなに批判を受けようが
日本の未来はこうあるべきなんだ!
だからこうのように改憲する必要があるんだ。」
という、
日本のこの先100年に対する責任を背負う覚悟が
まったく伝わってきません。

あまりにも表面的で薄っぺらい稚拙な内容過ぎて
議論の俎上にも乗りません。

「どんな内容でもいいから、自らの手で改憲した」
という事実が欲しいだけで、改憲するぞするぞと
ゴリ押しをしているようにしか見えません。

やるというのなら命がけの真剣勝負。
「日本の将来をオレが全部責任とってやる」
くらいの覚悟をこめた
改憲案を提示していただきたい。

国民に対して本気で真正面から堂々とぶつかって
真剣に問題提起しないと、
いつまでたっても国民は
本気で憲法に向き合わないと思います。




おっと、そろそろ時間です。
まとめましょう。


「法の支配」「法治主義」もわからず、
そして「憲法」がなんたるかを理解せぬ人に
「憲法」の改正など、まかせられない。



民主主義の重要なプロセスを全く経ていない。


思いつきでとってつけたような
まったく中身の薄い私案のような内容で、
ただ改憲することがだけが
目標になっているとしか思えない。



以上、3つの点で、
私は「安倍さんの手による改憲」には
断固反対いたします。



ご清聴ありがとうございました。



沼袋の駅前から政治を叫ぶ、
三流亭まん丸でした。


次回は、都立家政の駅前にて叫びます! (ウソ)











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コメント

アベの発言は 重みがありません。全て私がした「手柄」にしたい。口先だけ、口当たりの良い事ばかり言い、まったく信じられません。憲法改正と坊さんのお経のように口にしていますが、まん丸さん書かれている様に、私には自分の功績として残したいだけ、そう思えます。国民の大多数が憲法改正等必要無いという世論調査も出ています。自分の功績残しのための改正なんて望むべくもありません。総裁選挙の演説会、身内にガードされても、「アベ帰れコール」現職総理の状況は異常です。「国民の意見を真摯に聞き、改めるべきは改め」「全身全霊で職務に取り組みます」まるで相撲の大関昇進時の口上と同じ。総理、政治家の評価は 国民が決めます。取り巻き国会議員ではありません。
後3年・・・しかし3年後は、嫌でもいなくなります。面従腹背の輩も、今まで通りにはゆかないでしょう。経済 財政 外交 何も残せていないのは明白。言葉だけの アベノミクス、どう決着させるのか、お友達、黒田日銀総裁のお手並み拝見です。モリカケ問題 関係者の処分 自分はほっかぶり。海外からも見放されています。唯一盟友と言っていたトランプ。今回の会談結果 どうなるのか、目が離せません。日本の総理が尊敬出来ない、日本人として寂しい限りです。

2018.09.26  kitchenplaza  編集

kitchenplazaさん、
コメントありがとうございます。

麻生さんらが必死に
安倍大勝、石破惨敗の印象操作をしておりますが、
地方の党員票の石破さんの実得票数は285976票。
一方の安倍さんは355487票。
そこに議員票(安倍329、石破73)を加えると、
安倍355816票、石破286049票
となるわけですね。

地方票にヘンな小細工して
得票数を405票に割り振っているので
あのような結果になってますが、
実数の得票数で判断すれば、
議員を含めた全国の自民党員の支持は、
安倍55.4%vs石破44.6%となるわけで、
これは誰がどう見ても
接戦なのではないでしょうか。

これが6年におよぶ安倍政権への全国の自民党員の
真っ当な評価だと思います。
このような事実に対して客観的な分析をせず、
圧勝だと浮かれまくって
甘利さんらを再登用するようなお友達内閣を
再び作るようでしたら、
安倍政権はそう長くは持たないのではないか、
と思うのですが、いかがでしょうかね。(笑)

2018.09.26  三流亭まん丸  編集

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ちなみに、「三流亭」を名乗られる諸先輩方とは
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