まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 
2017年05月16日 (火) | 編集 |
どうも。

三流亭まん丸でございます。

いよいよ、クライマックス! 

・・・だといいんですけどね。(苦笑)



「お義母さん、尾山までじゃ・・・」
「何言ってんの! 何も見えないじゃないの、ここじゃ。」
「でも・・・」
「次が城山(じょうやま)って書いてあるじゃない。行きましょ!」


確かに尾山は山だったようです。
城山(じょうやま)を指し示す矢印の方向には
急激な下り坂が待ち構えております。

小枝と落ち葉に覆われた下り坂ほど怖いものはありません。
すべるんです。
私の頭頂部の円形脱毛症部分の比ではありません。
下りゆえに勢いがつくと、
そのままツイーっていってしまい
バランスを崩すとシリモチを・・・
シリモチならまだいいのかもしれません。
山の斜面をただ削って作られたようなほっそーい道を踏み外し、
斜面の下まで、バレーボールの回転レシーブのごとく
ゴロゴロと転がり落ちてしまうかもしれません。

しかもここ尾山を境に、
先の道の荒れ方は急激にひどくなってゆきます。
そんな恐怖感と戦いながら、
あせることなく一歩一歩しっかりと踏みしめながら
慎重に下ります。


そして、全員がようやく平場に到着したそのとき、
ついに恐れていたことが!


城山へ行く!と言いだしっぺのお義母さんが
「足が・・・」


そりゃねぇ、あなた・・・



草履だもの。 
       
         みつを




「やっぱり戻ろうよ。」
お義母さんにしてみれば実娘である妻からの説得に
「いやよ、海が見たいの!」

家から、毎日、眺めてるでしょう。

「でも、足が痛いんでしょ、これからまたきっとのぼるんだし。」
「でも、城山って書いてあったわ。きっともうちょっとよ。」
「もうちょっとってどれくらいよ。」
「・・・20分くらい?」
「行ったことないくせに! その根拠は?」
「なんとなくよ、なんとなく。」
「なに言ってんの。」
「大丈夫よ、あと少しなんだから。」
「だからあと少しって、何でわかるのよ。」
「女のカンよ。」
「私のカンじゃ、そうじゃないってよ!」
「ここまできたら、どうしても行きたいのよ!」
「もしかしたら1時間以上かかるかもしれないじゃないの!」
「もしかしたら20分かもしれないでしょ!」

2人の、しょうもない親子喧嘩のようなやり取りを
横で聞きながら、ぼんやりと頭の中で
「たぶんこういうことが遭難が起こる原因なのかな・・・」


・・・遭難?


ぎゃー!



「お義母さん、戻りましょう。
もしこのまま城山についたとしても、
結局は車のところまで、今来た道を戻らなきゃなりません。
城山まで到着できればいかようにでもなりますけど、
もしこのまま進んで城山まで到着できなかった場合、
戻る分の体力まで失ってしまったら、
それこそ遭難ってことですよ。」

「大丈夫よ! ケータイあるし・・・」







「・・・あら、圏外。」







あったりめーでしょっがっ! 





頼りにしてたケータイが使えないことで諦めがついたのか
隊長はここで探検を断念し、戻ることを決意したのでした。



足の痛いお義母さんを気遣いながらの下山も
いろいろあって大変でしたけど、そこは割愛。
でないと続続続続続続続までいっても
終わりそうもないので。(苦笑)
朝の連続ブログ小説が、大河ドラマになっちゃいます。

でも何が起こったのか想像しただけで
ゾクゾクしちゃうでしょ。



帰りの車の中でお義母さんが
「あ~、足が痛いわ。・・・でも、楽しかったわね。」

我が家族一同、苦笑い。

いやぁ、お義母さんって要注意人物だったんですね。
これだけ無鉄砲でハチャメチャな人だったとは
知りませんでしたねぇ。
これからは用心深くお付き合いしていこうと思います。(苦笑)



白浜里見古道において
お義母さんの知られざる一面を
発見したところで
この南総里見発見伝
そろそろおしまいです。




最後は、翌日のエピソードを。

古道彷徨の次の日、
帰りの渋滞が怖かったので、
のんびりするまもなく
朝9時に白浜の家を出発しました。

車の運転、大変つらかったです。

あわや遭難?!という
無茶苦茶、無謀な南総里見発見伝による筋肉痛で、
もう足が


バキン、バキン


だったもので。



               【 完 】






【つけたし】

このままだと白浜里見古道がとんでもなくひどいところ、
ってなっちゃいますので、きちんと補足しておきますね。

野島崎灯台から丸い太平洋、伊豆諸島の島々まで見渡せる
すばらしい眺望の白浜城跡の城山(じょうやま)展望台へは
よほどのことが無い限り、古道を海の方からのぼります。
弘法大師の芋井戸など様々な歴史的に価値のある名所や
野島崎灯台までを含めて、
ハイキングコースとして大変人気があるんだそうです。

城山への古道には、きちんとした案内板もあり
地元のボランティア団体により整備されておりますので
急な場所はあるものの、大変のぼりやすくなっていて
展望台へは地元の幼稚園児も訪れるそうです。

私たちは今回、よほどのことがあったために
城山のほぼ真北に位置する山側から古道に入ったようで、
低山地帯の真っ只中を北から南へ縦断するルートで
城山へ向かったようでした。

なぜ、山側からのぼったのか?

そこに山があるからだ。

とは申しませんが、
今度はぜひ一般的な整備された海からのルートで
城山展望台へ行ってみたいと思います。









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コメント
この記事へのコメント
「南総里見発見伝」意味が分かりました(笑)
毎回、どうなるのかとハラハラしながら読んでいました。
楽しかったです^^
2017/05/16(火) 09:36:53 | URL | nohohon #-[ 編集]
nohohon さん、コメントありがとうございます。

このブログにしては珍しく、
いえ、初の長編でしたけど
お楽しみいただけたでしょうか?

まさか、GWに遭難するかも、
という事態に追い込まれるとは
思いもしませんでしたね。

お義母さんの血を引いた妻が
お義母さん化していかないか、
これから注意深く見守っていこうと思います。(笑)


2017/05/16(火) 13:52:52 | URL | 三流亭まん丸 #-[ 編集]
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