まん丸、メジャーへの道 4

まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 

2016.01.28

反省

柳家小三治師匠。

歯切れ良い口調で飄々と面白いことを話す名人。
「まくらの小三治」ともよばれるほど、
まくらが非常に長くかつ抜群に面白いことでも有名。
まくら40分、ネタ20分なんてこともあったそうです。
ご本人は落語家ではなく噺家だといっておりますので
落語家としては三人目、噺家としては初めての人間国宝となりました。
ここに慎んで・・・って、小三治師匠はまだ死んでません。(笑)

さて、その小三治師匠をウィキぺディアで調べると
「「あざとい形では笑わせない芸」を目標としている。
落語(滑稽噺)は本来が面白いものなのできちんとやれば笑うはず、
本物の芸とは無理に笑わせるものではなく
「客が思わず笑ってしまうものだ」という信念を抱いているからである。」
とあります。
また、どこかで聞いた話によれば
「お客さんをオレの力で笑わせてやる」と悩むお弟子さんに対して、
「お前が押しかけるんじゃなくて、
お客さんに自分が話す世界をのぞき込んでもらうんだ」
と諭したというエピソードも。

ふむふむ。

「笑わせる」とか「笑わせよう」としなくても楽しんで話をしていると、
それに乗ったお客さんがつい笑ってしまう。
なんの気なしにちらっとのぞき込んでいたはずなのに、
気がつくと中に入りこみ、いつのまにかどっぷりつかり、
その世界の中のひとりとしてその世界の中で遊んでいる。
知らず知らずのうちに語られる世界と同化し、
語られていないその世界の他の景色までもが見えるようになる。
そして、いつの間にかお客さんの前から話し手の存在が消えている・・・。
これが小三治師匠が求め続ける理想形と解釈いたしました。


さて、なんでこんなことを書いたかと申しますと、
はっきりいって自己反省なんです。
最近の自分で書いた文章を読み返すと、
「笑わせよう感」が鼻につくものが多いんです。
「笑わせよう」と思って力んで書いた文章は
自分で読んでいても面白くない。
お客さんが、なんとなくチラッと覗き見していたら、
いつの間にか書かれている世界にはまり込んで一体化し、
その文章の中でおこる様々な出来事を
まるで自分におこっているかのように一喜一憂してしまう・・・。
そういう、知らず知らずのうちに
お客さんの心が弾んでいるような文章を
いつの日か書けるようになりたいなぁと思いますね。
「センテンス・スプリング!!」ってやつですよ。



というわけで、まくら(前置き)が非常に長くなりました。
ここからが今回のお話です。


いよいよ花粉症の季節がやってきました。
雪降ったり、気温が氷点下だったりしているのに関係ないんですね。
時期がくると必ずくる。
呼びもしないのに勝手にやってくる。
「ベンジャミン伊東&電線マン」みいたいなもん。

山林で煙のようにブワッと舞い上がったスギ花粉が
フワフワ・プカプカ風に乗り、山を越え谷を越え、私の町にやってくる。
そのまま上空を通り過ぎどこかへ飛んでいっちゃえばいいものの
なぜか律儀に舞い降りてくる。
そしてその花粉が、呼吸と共に鼻の穴から吸い込まれ粘膜に付着する。
付着した花粉を毒や害になるモノと勘違いし、体外に排出しようとして、
鼻水・くしゃみが止まらなくなる。
これが花粉症のメカニズム。


・・・勘違い。


・・・そうか。


私の身体が勝手に勘違いして鼻水・くしゃみを繰り返しているだけで、
スギ花粉は悪いことは何もしていないんですよね。

スギ花粉ちゃんは可愛いカノジョを見つけようとプカプカと風に乗ってただけ。
伴侶をみつけ、結ばれて、子宝に恵まれ、幸せに暮らすはずだったのに、
予期せず得体のしれない2つの穴に吸い込まれ、
ゴキブリホイホイみたいなネバネバで身動きできないところにとらわれ
最大瞬間風速80m/秒のしょっぱい暴風雨にさらされる・・・。

むしろスギちゃんの方がひどい目に合っているじゃないですか。
それなのに、ああそれなのに、それなのに。
かれこれ35年もの間、
スギちゃんのことを悪者にし勝手に憎み続けておりました。
本当にごめんなさい。
心から反省いたします。

スギちゃん、私を許してくれるでしょうか・・・。


「許してやるぜぇぃ、ワイルドだろぅ」



どうやら許してくれたようですので、
今日を境にスギちゃんとは手打ちにします。
恨み憎しみから共存へ。

手打ちですから、最後はこれで。



はい!  はっくしゅっ!






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コメント

理想の笑

>知らず知らずのうちに語られる世界と同化し、
 語られていないその世界の他の景色までもが見えるようになる。

〇すばらしい話、ありがとうございます。
 拙ブログ(野菜を食べやさい)もユーモアのある文章を目指しておりますが、つい力が入ってしまう(笑)。

2016.01.29  ささげくん  編集

ささげくんさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

語られる言葉や表現が自然でユーモアに富み
読者の心も知らず知らずのうちに引き込まれる
という文章が理想ですが、
これが非常に難しいですよね。
どうしても「笑かしてやろう」という計算が
見え隠れしてしまう。(苦笑)
それがわかると読者は、
引いちゃったり、構ちゃったりして
愛想笑いはしてくれるものの
腹の底からわっはっは!にはならないんですよねぇ。

日々精進ってことでしょうかねぇ。(笑)

2016.01.29  三流亭まん丸  編集

おい、はっつあん、まるのやろうが熱出しやがった、
さっきから妙にためんなること言いやがって、どしたんだろね。
雪でも降りやがんのか、あ、かっふんだ?お後がよろしいようで。

2016.01.29  宝香  編集

これはこれはつわぶきの姉御。
ようこそおいでくださいやした。
へぇ、どうにもこうにも調子狂っちゃって
ここんとこAKIRAさんとこで
ガス抜きしてまさぁ。

2016.01.29  三流亭まん丸  編集

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