まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 
2015年12月10日 (木) | 編集 |
え~、もうすぐ12月14日。
赤穂浪士、吉良邸討ち入りの日でございます。
というわけで今回は「忠臣蔵」でいきますよ。

ご準備はよろしいか。

いざ、参らん。

おのののかは ムチ尻でござる!




時は元禄。
江戸城内での出来事である。

日頃から浅野内匠頭を快く思っていない吉良上野介、
その2人がバッタリと鉢合わせた。
吉良の心持ちなど全く知らぬ浅野、すかさず吉良を呼び止める。
「吉良殿! 恐れながら、是非お教え願いたき事がございまする!」
「これは浅野殿…、何用でござるか?」
浅野は塀越しに見える城外に立つ柱を指さし、吉良に訊ねる。
「あれは何でございましょうや?」
「電信柱、でござるな。」
「電信柱・・・。」

すると浅野が今度は先程と異なる柱を指さし、吉良に訊ねる。
「では、あの電信柱のような柱、あれも電信柱でござるな。」
「否、あれは電信柱ではござらん。」

浅野は少々むっとしながら
「先程、吉良殿はあのような柱を電信柱と申されたが。」
「あの柱は電信柱とは異なるものじゃ。」
「電信柱ではないと?」
「左様。」
「どうも合点がいかぬので、その違いをお教え願いたい。」

吉良はふぅ~っと大きなため息を一つつくと、浅野に対して
「そんなこともわからぬとは、貴殿は噂通りのバカ侍じゃの。」
「?!」
吉良の思いがけない衝撃の一言に浅野は驚く。
が、吉良はその様子にかまうことなく追い打ちをかける。
嘲笑をうかべながら小馬鹿にした口調で続ける。
「ご説明申し上げても所詮バカはバカ。田舎侍に理解できまい。」
浅野、怒りにうちふるえはじめるが、
高位の吉良ゆえ、ぐっとこらえて声を絞り出す。
「そこをなんとか、お願いいたす。」

吉良、ニヤッと笑いながら浅野に問う。
「先程、貴殿は『電信柱のような柱』と申されたな。」
「いかにも。」
「では聞くが、女のような奴、と申せばこれは女か否か。」
「はぁ?」
吉良の意表を突く問いかけに浅野は戸惑うが、
そんなことお構いなしに吉良は畳み掛ける。
「浅野殿、いいから答えよ。」
「…女にあらず。」
浅野は渋々と答える。
「では、牛のような生き物、と申せばこれは牛か否か。」
「牛にあらず。」
「夢のような出来事、と申せば」
「夢にあらず。」
「では、お聞きする。電信柱のような柱、と申せば」
「電信柱にあらず・・・。」
「おわかりかな?  
先程、貴殿が『電信柱のような柱』と申したがゆえに
あの柱は電信柱ではないということなのじゃ、ぬわぁ~はっは!」
「・・・。」

さんざん馬鹿にされた上に、
人を食ったような屁理屈しか返さぬ吉良に
怒髪天を衝く浅野だったが、
ふと何かを思いついたのか、
冷静さを装い、声を和らげ、みたび吉良に訊ねる。
「恐れながら。最後にもう1つだけ、お教え願いたい。」
「かまわぬが。」
「吉良殿は先程、女のような奴は女ではないと申されたが、
では、妾のような女、と申せば、これは妾か否か。」
「それは、妾でござる。」
浅野、してやったりの表情を浮かべながら
それでも冷静に、念を押すかの如く聞き返す。
「吉良殿、今何と?」
吉良、面倒くさそうに答える。
「妾のような女は妾以外の何者でもない。」

その瞬間、浅野の反転攻勢が始まる。
「では、お聞きする。妾のような女は妾、と申すなら、
電信柱のような柱、は電信柱ではないのか!」
それまで冷静風な態度を一転させ
これまで受けた屈辱を晴らすべく、
怒気に満ちた迫力で一気に吉良を圧倒する。
「いや、だから、その・・・」
答えに窮する吉良、浅野のあまりの勢いに腰砕けとなり、
その場にへたり込む。
「え~い、こっちが下手にでておればいい気になりおって!
さんざん馬鹿にした挙句、いい加減なことを申すとは、許さん!」
浅野、反撃の手を緩めず、腰の大刀に手をかけて更に凄む。
「あの電信柱のような柱は電信柱、そう申せ! 
数々の無礼を心から詫び、そう申せば、許す!!」
しかし吉良、必死に言い訳しながら弁明する。
「いや、あれは電信柱ではござらん!」
「この期に及んでまだそのようなことを!」 
ここで浅野の堪忍袋の緒がついに切れる。
「ならばあの柱は何なのじゃ!」
と絶叫しながら、ついに鞘から刀を抜く。



「あ、浅野殿っ! 電柱でござる!」






ちなみに電信柱は電話線・通信ケーブルを支える柱、
電柱は電気の線を支える柱なんだそうです。






【今週のおまけ】

赤穂浪士

      会いたかった~ 会いたかった~
      会いたかった~ イエイ!
      吉良に~♪
     
        Song By AKR 47 






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