まん丸、メジャーへの道 4

まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 

2016.04.01

騙す

本日はエイプリルフール。
1年に1度、嘘をついてもいい日とされています。
ということで、私もひとつ嘘をつこうと思います。

私がこれまで話してきたことはすべて嘘です。



リーン、リーン♪
電話のベルが鳴りました。
「はいは~い、今出ますよ~」
っていいながらお母さんが電話に出ます。
「あっ、母さん? おれだよ、おれ。」
「…カズオ?」
「そう、カズオ。」
「あんた、なんか声、おかしくない?」
「風邪ひいちゃってさ。それよりもちょっとヤバいんだよ。」
「何かあったの?」
「人妻を妊娠させちゃってさ。中絶費用と示談金ですぐ100万円必要なんだよ。」
「ええええっ!」 
動揺するお母さん。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってて。」
お母さん、受話器を置いて物凄いスピードで2階へ駆け上がり
カズオの部屋の扉をドンドンとたたきます。
「ちょっと! 大変なの! すぐ出てきて!」
「何だよ、騒々しい。」
「今、あんたから、人妻妊娠させちゃったって電話かかってきてんのよ!」
「はぁ?」
「中絶費用と示談金、要求されてるんだって!」
「ん?」
「今すぐに、100万円用意しなきゃならないの!」
「ひゃ、ひゃくまんえん?! そりゃ大変だ。すぐ行く!」
カズオとお母さんは慌てて階段を駆け下り、電話の前に戻ってきました。
お母さんは、カズオに電話に出るように、目で合図を送ります。
カズオは1回深呼吸して受話器をとり、おそるおそる
「…もしもし?」
「何やってんだよ。こっちはヤバくて急いでるんだから。」
「あの、あなたは?」
「だから、カズオだって!」
受話器に蓋をしてお母さんと目を見合わせたカズオが小声で
「オレだ…。」
ふるえながら「話を続けるように」とカズオに合図するお母さん。
カズオ、再び話し始めます。
「なぁカズオ、一体何をどうしちゃったっていうんだい?」
「だから、人妻をさ、妊娠させちゃったんだよ!」
「で、いくら必要なの?」
「100万円だよ! 今すぐ100万円…って、あれっ? お前、誰?」
「オレ、カズオ。」
その瞬間、電話がブツッと切れました。
受話器を持ったまま茫然と立ち尽くすカズオ。
「…カ、カズオ、ど、どうしたの?」
と心配そうなお母さん。
「ねぇ、母さん。電話をかけてきたのは確かにオレなんだけど、
電話で応対しているオレはいったい誰なんだろう?」 



みなさん、
本日はエイプリルフールです。
騙されないようにしましょうねぇ。





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ちなみに、「三流亭」を名乗られる諸先輩方とは
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