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まん丸、メジャーへの道  5

まことか、うそか、あること、ないこと、てきとうに。話半分でご覧ください。 

どうも。

三流亭まん丸でございます。



【 演目 「平成29年度版 ぜんざい公社 」 】


てんてけてけてけてって~ ♪



「ぜんざい公社」というお役所がございまして。

「おっ、久しぶりに、ぜんざいでも食べてみるか」

「あのう、こちらでぜんざい、食べられるのでしょうか?」
受付でおそるおそる声を掛けますと
「はい。」
というなんともそっけない事務的な返事。

その受付のオバちゃんと顔を見合わせて
しばし沈黙が流れます。

「あのう、どうすればよろしいのでしょうか?」
「食べるのはあなたですか?」
「はい。」
「では、4階の2番窓口へ行ってください。」



4階2番窓口。

「あのう、受付でこちらに行くように言われたのですが・・・」
「ぜんざいを食べるのですか?」
「はい。」
「あなたが食べるのですか?」
「はい。」
「では、マイナンバーカードをご提示ください。」
「持ってないんですけど・・・」
「では、マイナンバーをこちらの用紙にご記入ください。」
「マイナンバー、わからないんですけど。」
「では、6階5番窓口で手続きしてから、もう1度こちらに来てください。」



6階5番窓口。

「あの、4階2番窓口でマイナンバーがわからないっていったら、こちらへ行くように言われたんですけど。」
「あ、それでしたら、どうぞこちらへ。」

個室に通されると、PCを前に堅物そうなおっさん。

「あなたの身分確認を行いますので、質問にお答えください。」
「はい。」
「お名前を。」
「三流亭まん丸でございます。」

カチャカチャ、キーをたたいて入力している様子。

「ご住所は。」
「○○区△△町、への5番。」
「年齢は?」
「47歳。」
「好きな女子アナは?」
「えっ?!」
「いいからお答えください。」
「NHKの桑子アナ。」
「・・・確認がとれました。三流亭まん丸さんですね。」
「最初からそういってるんですけど」
「女子アナ好きの」
「そこ、どうでもいいんですけど。」
「どうぞ5番窓口前の待合でお待ちください。」

待合で。

「結婚しちゃう桑子アナ好きの三流亭まん丸さ~ん。」
「個人情報、いわないでください。」
「ショックでしょうけど元気を出して。」
「ご心配なく。」
「この証明書を持って4階2番窓口へ。・・・近江アナもいいですよ。」
「いらぬこと、いわんといてください。」



4階2番窓口。

「証明書、もらってきました。」
「はい、確かに。では、こちらが受付票になります。」
「これで食べられるのですか?」
「まだ食べられません。お金を納付していただかないと。」
「そりゃそうですね。」
「この受付票を持って6階2番窓口で費用を納付してください。」
「6階2番って、たった今6階の5番窓口から戻ってきたのに・・・」
「ここはお役所ですよ。」



6階2番窓口。

「4階2番窓口で、こちらでお金を納付してくださいといわれました。」
「では受付票を。はい、確かに。」
「いくらですか?」
「その前に。ぜんざいにお餅はいれますか?」
「そりゃ、もちろん。」
「では9階1番窓口で餅追加の手続き後、こちらへ戻ってきてください。」



9階1番窓口。

「すいません。餅追加したいんですけど。」
「今、担当者がおりません。」
「あなたでは、ダメなのですか?」
「私は栗追加担当ですので。」
「ひとつお聞きしてもいいですか?」
「はい。」
「そもそもぜんざいは餅入りが当たり前だと思うのですが。」
「餅担当者が不在なのでお答えできません。」
「餅が入ってないぜんざいは、そもそもぜんざいなんでしょうか。」
「餅担当者が不在なのでお答えできません。」
「そもそもあなたはどう思いますか?」
「餅担当者が不在ですのでお答えできません。」
「そもそもは基本的に、という意味なんでしょうか?」
「餅担当者が不在なのでお答えできません。」
「・・・ま、いいや。何時ごろに戻られますか?」 
「13時に戻る予定です。」
「あと2時間もあるじゃないですか。」
「横のビルがあんみつ公社ですので、そちらであんみつでも・・・」
「結構です! 待たせていただきます。」



6階2番窓口。

「行ってきました。」
「ずいぶんお時間かかりましたね。窓口、混んでましたか?」
「ガラガラで、でもヘトヘトです。」
「では受付票を確認させてください。ぜんざい・餅入り、ですね。」
「いくらですか?」
「200円です。」
「お、さすが役所。安いですね。」
「こちらが領収書になります。」
「いよいよ、食べられるんですか?」
「いえ、まだです。この領収書をもって4階2番窓口へ戻ってください。」



4階2番窓口。

「すいません、領収書、もって来ました。」
「確認いたします。では食券引換券を発行いたします。」
「これでやっと食べられるのでしょうか?」
「いえ、まだです。この食券引換券を持って、6階2番窓口へ行ってください。」
「6階2番窓口って、今行ってきたところですよ。」
「はい、そちらで、2500円お支払いください。」
「今、200円払ってきたんですけど。」
「あ、それは手続き代です。2500円はぜんざい代です。」
「ぜんざい一杯2500円って高すぎでしょ。」
「いやなら結構です。200円は返金できませんが。」
「いや・・・、行きます。」



6階2番窓口。

「食券引換券、持ってきました。」
「確認いたします。では、2500円、お願いいたします。」
「はい、2500円、お願いされました。」
「確かに。2500円お預かりいたします。こちらが貼付シールです。」
「シール??」
「このシールを食券引換券の点線の枠内に貼ってください。」
「これで、食べられるんですか?」
「いえ、そのシール付食券引換券を持って4階2番窓口へ行ってください。」
「また、4階2番に?」
「いやなら結構です。返金はできませんが。」
「行きますよ、行けばいいんでしょ!」


4階2番窓口。

「シール付食券引換券を持ってきました。」
「では確認いたします。はい、大丈夫ですね。こちらが食券です。」
「あの、これで食べられるんですか?」
「はい、これで手続きはすべて完了です。」
「何階に行けばいいんでしょ。」
「こちらの食券を持って、別館へ行ってください。」
「別館?」
「はい。 このビルを出て、徒歩20分です。」
「え~っ?! ここで食べられないの?!」
「いやなら結構です。では7階12番窓口で解約手続き申請を行い、これまでの窓口をすべて順番に逆回りして解約手続きをし、最後に6階2番窓口で解約手数料3000円を・・・」
「いえ、行きます!」
「では、その食券の裏に別館までの地図がかかれています。」



汗だくになりながら徒歩20分、別館へ。

「ふう~、ようやく着いた。」
「食券を。」
「はい。」
「お好きな席へ。」

席へ案内され、待つこと15分。
その間、お水一杯出てきません。

「あのう~、ウェイターさん。」
「ウェイターではありません。ぜんざい公社ぜんざい運搬担当副参事です。」
「副参事さん。」
「副参事さんではありません。ぜんざい公社ぜんざい運搬担当副参事です。」
「ぜんざい公社ぜんざい運搬担当副参事。」
「はい、何でしょう。」
「お水は出ないんですか?」
「こちらは役所です。食堂ではありません。」
「汗かいて、ノドがカラカラで・・・」
「ご希望ならば、お水をお出しすることはできますが。」
「じゃ、お水一杯お願いします。」
「では、本館に戻って4階2番窓口で・・・」
「結構です!」



さらに10分。
ようやくぜんざいが運ばれてきました。
ところが、パクッと一口かぶりついたものの
これがまったく甘くない。

「あの、副参事さん」
「ぜんざい公社ぜんざい運搬担当副参事です。」
「ぜんざい公社ぜんざい運搬担当副参事、これ、全然甘くないんですけど。」


「それは当然です。甘い汁は、役所が全部吸っちゃいますから。」







・・・と、ここまでがご存知「ぜんざい公社」でございます。

そしてここからが「平成29年度版 ぜんざい公社」です。

続きをどうぞ。








ムッとしながら、全く甘くないぜんざいをほお張っていると
新たな方が入ってきまして、私の横に座りました。

「あ、あの、ぜんざい食べに?」
「はい。」
「大変だったでしょ。手続き面倒で。」
「いえ。」
「しかも、べらぼうなお金、払わなかったですか?」
「いえ、まったく。」
「ここまで延々と歩いて、遠かったでしょ。」
「いえ、タクシー代、出してもらいました。」
「??」



そこへ、副参事が、誰も何も言っていないのに
栗入りぜんざいと渋い最高級宇治茶のセットを持ってきました。

「お待ち申し上げておりました。最高級ぜんざいでございます。」

その方、おいしそうにパクッと一口。

「おお! これは美味しい! 上品な甘さが絶妙ですばらしい!」



「 「甘い汁を吸わせるように」 と、政府の最高レベルから命じられております。お気に召していただけたでしょうか?  カケ様。」






てんてけけけてけてって~ ♪









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2017.05.18

かみ

どうも。

三流亭まん丸でございます。

これから食事される方、
食事中の方、
食事後の余韻を楽しんでいらっしゃる方、
お読みいただくのは
後ほどにしていただければ
幸甚に存じます。




【 演目 「かみ」 】


てんてけてけてけてって・・・♪





ぎゅるるるる~

やばい…。
急に腹が!


うう、どこかに便所は…。

ああ!

うううっ!

うわぁ! も、もうダメだ!



こ、公園だ。
便所は・・・

あった!

神様はいたぞ!

ほっ・・・

間に合った。





んっ?!

あれ?

トイレにはそれはそれはきれいな神様がいるはずなのに
どこにも紙が無いじゃないか!

・・・まぁ、落ち着け。 

何かかわりになるものは・・・

なんにもない なんにもない まったくなんにもない ♪
って、鼻歌歌ってる場合じゃないけど、
歌わずにはいられないよ、まったく。

ま、クサいから、とりあえず1回流そう。



さぁてと、どうするか。

ハンカチはあるんだけどなぁ。

でもなぁ、
会社出るとき事務のアッコちゃんから借りたやつだしな。

大体さ、ハンカチ流しちゃったら、つまるだろ。

・・・つまらないかな?

いや、つまるよな。

って、ああ!もう!
つまらないことばかり考えてる場合じゃないだろ。

アホか、まったく。



もしハンカチでふいたら?

そのハンカチ、そこらへんに置きっぱなし?

ありえないなぁ。

じゃ、持ってかえって、そのままアッコちゃんにかえす?
もしバレたら「笑って許して」ってお願いするか?

・・・やっぱ、アホだ。



おもいきって隣のブースに、紙とりにいくか!

・・・いや、それはないな。

この格好で扉あけて外に出た瞬間に誰かと出くわしたら、
相当恥ずかしいだろ。

でも、このまま半ケツ出したままじゃいられないぞ。

そういや、
「男は危険であっても戦わなければならない時がある」
って誰かが言ってたな。
って、そんなクサいこと言っても半ケツ姿じゃサマにならねぇ。
ふふ、トイレゆえにクサい話、って我ながらうまいじゃない。
って、そんなこと考えてる場合じゃない。



隣まで、行くか?!

いや待て、早まるな。

隣のブースに紙があるとは限らんぞ。
あるか、ないかは、神のみぞ知る…、なんてな。



お、人の気配。
誰かが入ってきたみたいぞ。
早まらなくてよかった~。
危うく半ケツ姿、見られちゃうとこだったぜ。

・・・でも、これは助けてもらう絶好のチャンスだぞ。
声かけてみるか?

勇気を持て、おれ!

がんばれ、おれ!

行くぞ、おれ!

よ~し!



「あのう~」

やばっ、緊張で声が裏返った。


う、う、う、うわぇ~ん!! 

バタバタバタ・・・




・・・逃げ出しちゃった。

ちっちゃい子供みたいだったな。
怖がらせちゃったかな。
そりゃそうだよな。
薄汚い便所内で
人の姿が見えないのに、
いきなり「あのう~」なんて
裏返った変な声が聞こえてくりゃ
誰だって怖いわな。

ふう。




そうだ! ケータイで助けを呼ぼう。

って、何て説明すりゃいいんだ?

ありの~ままの~ 姿みせるのよ~♪
って尻丸出しの姿、見せたくないし、
鼻歌歌ってる場合じゃないし。

そもそも助けを呼びようがないじゃないか。
焦ってたからこの公園の名前、見てないし。
それにあとで絶対に笑い話のネタにされるから、
連絡するの尻込みしちゃうわな。



こうなったらもう、
このままもう少し半ケツのままにして、
自然乾燥するか。

いや、乾燥してもふいてないことはかわりないだろ。
カピカピ感は嫌だし、汗でもかいたらもっと嫌だし。

・・・って、ずっとそのままなわけないじゃん。
紙を手に入れ次第、直ちににふくだろ?
尻に火がついてる状態なんだから、なぁ。


キキーッ


お、外で自転車が止まったぞ。
入ってきてくれるかな。

ん、なんか話し声がする。
女と男の声だな。

おっ、入ってきたぞ。
よし、助けを…

「このトイレの中でうちの子が!」

ん?

「あとは、まかせてください。」

へっ?

「隠れていることはわかってます!」

も、もしかして?

「この便所内に不審者がいるという通報を受けました、出てきなさい。」

おまわりさんかよ!



・・・どうする?

このまま黙ってると話がこじれそうだな。
正直に言わないとまずいかなぁ、こりゃ。


「おとなしく出てきなさい!」

「出たくても出られません!」

「いいから早く出てきなさい!」

え~い、神よ!
どうなってもシリませんぞ!

「紙を!」



事情を察したおまわりさんは
ポケットから携帯ティッシュを取出し、
扉の下からそっと差し入れてくれた。


ああ、解放された。



やっぱ、シャバの空気は美味いなぁ。
塀の外ってこんなに眩しかったかな。

そこには後光がさした阿弥陀如来さまのような
穏やかな顔をしたおまわりさん。

この便所に紙は無く、神はいなかったが、
仏様が助けに来て下さったのだ。


「ありがとうございます。助かりました。」

「ははは、とんだ災難でしたね。」

「はぁ。」

「一応、外で簡単に事情を説明してもらえますか?」

「はい。」


ふう、大丈夫そうだ。
大ごとにならなくてよかったなぁ。

いやぁ、それにしても焦った。
スッゲー汗かいちゃったし。
アッコちゃんのハンカチで汗ふくか。
ケツふかなくてよかったなぁ。



ポロッ



ん?

ハンカチとろうとして、なんかポケットから落ちたな。

れれ?

ポケットティッシュ…。


ああああっ!


さっき駅前で貰ったの、忘れてた!




あ、おまわりさんがこっち見てる。

顔つきがさっきと違うぞ。
やばい、やばいぞ!
不動明王だ!


「署までご同行願えますか?」




天国と地獄は、紙一重でございます。





てんてけてけてけてって・・・♪









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どうも。

三流亭まん丸でございます。

いよいよ、クライマックス! 

・・・だといいんですけどね。(苦笑)



「お義母さん、尾山までじゃ・・・」
「何言ってんの! 何も見えないじゃないの、ここじゃ。」
「でも・・・」
「次が城山(じょうやま)って書いてあるじゃない。行きましょ!」


確かに尾山は山だったようです。
城山(じょうやま)を指し示す矢印の方向には
急激な下り坂が待ち構えております。

小枝と落ち葉に覆われた下り坂ほど怖いものはありません。
すべるんです。
私の頭頂部の円形脱毛症部分の比ではありません。
下りゆえに勢いがつくと、
そのままツイーっていってしまい
バランスを崩すとシリモチを・・・
シリモチならまだいいのかもしれません。
山の斜面をただ削って作られたようなほっそーい道を踏み外し、
斜面の下まで、バレーボールの回転レシーブのごとく
ゴロゴロと転がり落ちてしまうかもしれません。

しかもここ尾山を境に、
先の道の荒れ方は急激にひどくなってゆきます。
そんな恐怖感と戦いながら、
あせることなく一歩一歩しっかりと踏みしめながら
慎重に下ります。


そして、全員がようやく平場に到着したそのとき、
ついに恐れていたことが!


城山へ行く!と言いだしっぺのお義母さんが
「足が・・・」


そりゃねぇ、あなた・・・



草履だもの。 
       
         みつを




「やっぱり戻ろうよ。」
お義母さんにしてみれば実娘である妻からの説得に
「いやよ、海が見たいの!」

家から、毎日、眺めてるでしょう。

「でも、足が痛いんでしょ、これからまたきっとのぼるんだし。」
「でも、城山って書いてあったわ。きっともうちょっとよ。」
「もうちょっとってどれくらいよ。」
「・・・20分くらい?」
「行ったことないくせに! その根拠は?」
「なんとなくよ、なんとなく。」
「なに言ってんの。」
「大丈夫よ、あと少しなんだから。」
「だからあと少しって、何でわかるのよ。」
「女のカンよ。」
「私のカンじゃ、そうじゃないってよ!」
「ここまできたら、どうしても行きたいのよ!」
「もしかしたら1時間以上かかるかもしれないじゃないの!」
「もしかしたら20分かもしれないでしょ!」

2人の、しょうもない親子喧嘩のようなやり取りを
横で聞きながら、ぼんやりと頭の中で
「たぶんこういうことが遭難が起こる原因なのかな・・・」


・・・遭難?


ぎゃー!



「お義母さん、戻りましょう。
もしこのまま城山についたとしても、
結局は車のところまで、今来た道を戻らなきゃなりません。
城山まで到着できればいかようにでもなりますけど、
もしこのまま進んで城山まで到着できなかった場合、
戻る分の体力まで失ってしまったら、
それこそ遭難ってことですよ。」

「大丈夫よ! ケータイあるし・・・」







「・・・あら、圏外。」







あったりめーでしょっがっ! 





頼りにしてたケータイが使えないことで諦めがついたのか
隊長はここで探検を断念し、戻ることを決意したのでした。



足の痛いお義母さんを気遣いながらの下山も
いろいろあって大変でしたけど、そこは割愛。
でないと続続続続続続続までいっても
終わりそうもないので。(苦笑)
朝の連続ブログ小説が、大河ドラマになっちゃいます。

でも何が起こったのか想像しただけで
ゾクゾクしちゃうでしょ。



帰りの車の中でお義母さんが
「あ~、足が痛いわ。・・・でも、楽しかったわね。」

我が家族一同、苦笑い。

いやぁ、お義母さんって要注意人物だったんですね。
これだけ無鉄砲でハチャメチャな人だったとは
知りませんでしたねぇ。
これからは用心深くお付き合いしていこうと思います。(苦笑)



白浜里見古道において
お義母さんの知られざる一面を
発見したところで
この南総里見発見伝
そろそろおしまいです。




最後は、翌日のエピソードを。

古道彷徨の次の日、
帰りの渋滞が怖かったので、
のんびりするまもなく
朝9時に白浜の家を出発しました。

車の運転、大変つらかったです。

あわや遭難?!という
無茶苦茶、無謀な南総里見発見伝による筋肉痛で、
もう足が


バキン、バキン


だったもので。



               【 完 】






【つけたし】

このままだと白浜里見古道がとんでもなくひどいところ、
ってなっちゃいますので、きちんと補足しておきますね。

野島崎灯台から丸い太平洋、伊豆諸島の島々まで見渡せる
すばらしい眺望の白浜城跡の城山(じょうやま)展望台へは
よほどのことが無い限り、古道を海の方からのぼります。
弘法大師の芋井戸など様々な歴史的に価値のある名所や
野島崎灯台までを含めて、
ハイキングコースとして大変人気があるんだそうです。

城山への古道には、きちんとした案内板もあり
地元のボランティア団体により整備されておりますので
急な場所はあるものの、大変のぼりやすくなっていて
展望台へは地元の幼稚園児も訪れるそうです。

私たちは今回、よほどのことがあったために
城山のほぼ真北に位置する山側から古道に入ったようで、
低山地帯の真っ只中を北から南へ縦断するルートで
城山へ向かったようでした。

なぜ、山側からのぼったのか?

そこに山があるからだ。

とは申しませんが、
今度はぜひ一般的な整備された海からのルートで
城山展望台へ行ってみたいと思います。









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どうも。

三流亭まん丸でございます。

これ、いつまで続くのでしょう。(苦笑)



長男が何かを発見したようです。
長男が立ち止まっていたところに残りの4人がたどり着くと、
そこには例の板切れ標識がありました。

[ ← 尾山 ・ 天田 ・ 悠山荘 → ]

標識の前で、今後の進路について協議を開始。

「ここが、天田って場所なの?」
「そうみたいだね。なんで天田なんだか、てんでんわからないけどね。」
「余裕あるね、しゃれ言えるんだから。」
「てんだかもしれないし、あまだかもしれないよ。」
「道は間違えていないみたいだけど・・・」
「この先、尾山ってとこらしいね。」
「まだ城山(じょうやま)じゃないんだ。」
「引き返したほうが・・・」

と、ここで今まで黙っていたお義母さんが

「尾山ってことは、山の上でしょ。
もしかしたらそこから海が見えるかもしれないから、
そこまで行きましょうよ。」

行く気マンマンのお義母さん隊長率いる、
戻る気マンマンのまん丸探検隊一行は、
さらに深まる密林へと、
その足を進めるのであった!

ジャジャーン ♪


・・・川口浩かっ!



そこから30分ほど、
道のような、道でないような道を進みます。
相変わらず我々以外の人には
まったく出くわしません。

ただ、だいぶのぼってきたのか、
斜面というよりは尾根のような道になってきました。

木々に隙間が現れ
そこから差し込む木漏れ日が、
探検隊一行を勇気づけます。

「もうすぐ、尾山山頂のはずだ!」

心の中で誰もがこう思っていたに違いありません。



と、長男に代わって先頭を行く次男(中1)が
例の標識が立っているのを発見しました。


[ ← 城山 ・ 尾山 ・ 天田 → ]


ええ?!

尾山?!

ここが?!

A  top  of  Mt.Oyama ?!




相変わらず森の中、あたり一面森の中。
どこがいったい山頂なのさ。
海の「う」の字も見当たらないじゃないか・・・。



隊員たちがガックリ肩を落としていたところ、
隊長の目だけが、
キラリン☆ と輝いたのです。


「さぁ、この次が、いよいよ城山よ!」 




へっ?! 









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どうも。

三流亭まん丸でございます。


か~たよせあ~い こ~えあわせ~て~ 
き~ぼ~にもえる~ こ~いのう~た~ ♪

「朝の連続ブログ小説」、スタートです。




「あの、お義母さん、まじめにおっしゃってます?」
「もちろん!」
「でも、そんな格好で山道は・・・」

こちらの答えもろくに聞かず、
作務衣に草履のお義母さんは
スタコラサッサと古道入口へ向かっていきました。
やむなく家族4人、後をついていきます。

悠山荘という建物へ向かう上り坂の途中にあるその古道の入口、
入った瞬間に、え~?!という戸惑いと
なんともいえない、いや~な雰囲気が・・・。

一応、古道という名のイメージどおりの山道です。
いや、道なのかなぁ、これを道といっていいのでしょうか。

うっそうと茂った森の中に
なんとなく人が通れそうな細いスペースが開いていて、
それが向こうの、先の方までずっと続いている
といった表現のほうが言い得ているかも知れません。

加えて足元は
折れた小枝と積み重なった落ち葉で覆われており
本当に整備されてんの? というより、
本当に人が歩いたことあるの?といった感じで
足をとられ歩きにくくてたまったもんじゃない。

そのけっこう歩くのに難儀な勾配のある道のような道を、
お義母さんはスタコラサッサとのぼっていくのです。
作務衣に草履という姿で。

・・・長生きするぞ、こりゃ。


ひとっこひとり、いません。

絶好の天気、ゴールデンウィークだというのに
すれ違う人にも、追い越してく人にも遭遇しません。

そしてこの道のような道は、
進めば進むほど荒れていきます。

「こりゃまずいな、引き返したほうが・・・」
と不安になってくるタイミングで
[ ← 天田 ・ 悠山荘 → ]
なんていう板切れの標識が設置されているので
ルートは外れていないから大丈夫、と自己暗示をかけながら
渋々そのまま先を目指すという、
ドツボにはまるときの典型的なパターンに徐々に陥りながら
歩き続けます。


30分で城山(じょうやま)到着じゃないの?

謎は深まるばかり。

40分過ぎても森の中。

50分過ぎても森の中。

森は深まるばかり。

さすがにお義母さんにも疲れの色が見え始めました。
突然のぼり始めたので、飲み水もありません。
休憩しようにも、休憩できるようなスペースもありません。

1時間過ぎて。

さすがに本当にまずいな・・・と思っていたところに
先頭を歩いていた高2の長男が、



あっ! 









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プロフィール

三流亭まん丸

Author:三流亭まん丸
しれ~っと戻ってまいりました。

ちなみに、「三流亭」を名乗られる諸先輩方とは
何も関係ありません。

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